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西村元憲
にしむらもとかず
昭和8年生まれ。製薬会社に勤務した後、昭和46年に家業につく。「7、8年前から、息 子が店を采配してくれてますので、大助かりです」という4代目。
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遠方からしんどいめしてお参りに来やはったんやから、ここで、一休みしてほっこりした気分になってくれはったらいいなと思います。中には毎月来てくれはるお客さんもあって、もちろん、お参りに来られるんですけど、「旦那さんに会いに来た」と言ってもらうと、うれしいですね。
召し上がっていただく品は、お参りのお客さんにあわせて、作るように心がけています。おうどんなんかですと、年配の方やお子さんに合わせ、よくなじむだしを使い、とろっとやわらかくしています。甘味は、春でしたらわらび餅、夏になったらところ天、秋はおぜんざい、冬は甘酒…と季節を限定して手作りのものを味わっていただきます。
生活様式が多様化している現代において、いかにこの地に足を踏み入れてもらい、立ち止まってもらうかを、「おいなりさん」を囲う店舗が集まり、稲荷山共栄会として地域の繁栄についてお互い相談しています。ここでも、継承が大きなテーマとなっていますね。魅力がないと続いていきませんから、息子の世代も稲青会をつくり、全国の門前町に視察旅行に行ったりして、いろいろ勉強しているようですよ。「しっかり見てこい」って言うんですけどね。
伏見は、昔、城下町として栄え、酒蔵もあって大変活気がありました。ただ、今は交通の便がもう1つで、とくに伏見稲荷周辺は道路・駐車場等にもっと工夫が必要ですね。来てもらうには、来やすいように、まずは環境づくりが大事でしょうね。
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